守りの機能

EA「万馬」には2つの両建て機能がついています。

 

今回は「守りの手綱機能」です

 

ナンピンEAは基本的には損切が無く(損切機能も付けてるけど)プラスになれば利確してマイナスになればナンピンします。

 

ナンピンEAはある程度ナンピンする事を前提としてるので相場が逆方向に進み含み損が増える事も計算してレバレッジの設定をしています。

なので「ヤバいなぁ」と思った時には結構含み損が増え損切するに出来ないという状態になっています。

 

資金が無限なら負ける事は無いのですが資金も限りありますのでゼロカットが発生する可能性があります。

損切をしないのであれば保有ポジションと同じロットを逆張りエントリーをして含み損を固定していまうという事でゼロカットを回避する事はできますがどっちに動いても含み損は変わらないので結局損切と同じ事になります。

 

そこで「手綱機能」を使います。

手綱機能はゼロカットを回避する可能性が増える機能です。ナンピンの損切機能みたいなモノなので、利益が増えたりする事がありますがゼロカットさえしなければ手綱機能を使わない方が利益は安定して増えると思います。

手綱機能の設定

手綱固定ポイント 0
手綱固定倍率0.1~1 1
手綱固定後追加pips 100
手綱機能基準足GCDC決済 false
手綱機能4時間足横向き決済 false
手綱機能4時間足GCDC決済 false
手綱機能4時間足RSIで決済 true
手綱機能4時間足RSI60 60
手綱機能4時間足RSI640 40
手綱機能日足横向き決済 false
手綱機能日足GCDC決済 false

 

この機能はなにかと言うとナンピン〇回目で両建てして含み損を固定してゼロカットをしなくする、もしくはゼロカットしにくくする機能です。

 

設定の「手綱固定ポイント」の数値を「5」に変更すると4回ナンピンして5ポジション目に逆張りをして両建てにして含み損を固定します。

しかし含み損が固定されたのでゼロカットにならなくなりましたが利確まで行っても両建ての両方のポジションは決済されてしまうので結局含み損の分そのまま損益マイナスになってしまいます。

「それなら損切したら良かった」となります。

 

その理由の1つは設定「手綱固定倍率0.1~1」が「1」になってたからです。

上記の様に「手綱固定ポイント」の数値を「5」にして5ポジションの合計が0.1ロットだった場合逆張りのロットも同ロットの0.1ロットになります。

「手綱固定倍率0.1~1」を「0.5」にした場合は逆張りのロットは半分の0.05ロットになります。

「手綱固定倍率0.1~1」が「1」の設定の時の様に「ゼロカットにならない」という事はありませんがある程度ゼロカットの可能性を減らして損益マイナスを減らす事ができます。

 

もう1つは逆張りの決済ポイントです。

なにもなければメインの保有ポジションが決済された時逆張りのポジションも決済されます。

しかし設定の「手綱機能4時間足RSIで決済」が「true」になっています。

上記の様に結局手綱機能が働いて逆張りされて両建てとなってそのまま利確まで行ってしまうのがこの機能で一番マイナス損益になります。

ただ、買いポジションで入っているのでどんどん相場が下がる様な手綱機能が働いた後も更に下がって行った場合、手綱きので逆張りされたポジションはプラスになっています。暫く経って相場が上昇に変わって4時間足RSIが60になったら逆張りのプラスになっているポジションだけ決済されます。

そのまま本ポジションも利確まで行くとかなりの利益になります。

 

何言ってるかよくわからなくなりましたが、この様に手綱機能によって逆張りされたポジションがプラスの間に決済される機能は色々ありますのでまた説明します。

 

手綱機能はゼロカットの可能性を減らして利益も増やせる可能性がある機能です。

 

使用例

 

設定→4ポジ目に0.5倍の逆張り

 

0.01ロットで買いエントリーをした後ナンピン3回(4ポジション目)

4ポジ合計0.04ロットなので0.5倍の0.02ロットが逆張りされています。

しかしそのまま上昇に転換してしまったので利確となり逆張りのポジションはそのままマイナスとなってしまいました。

買いポジションは合計0.04ロットで利益トントンにして逃げたのですが逆張りの-953円をくらってしまいました。

ただ、口座には5000円ぐらいしかなくて4ポジ目を建てた時はユーロドルだけで含み損2000円ぐらいになっていたと考えられます。

これ以上下がってたら怖いので口座資金を考えた上で4ポジ目に手綱機能を設定しておきました。